2017年06月01日
アルカイックスマイルとバッチフラワー
余命半年の宣告からわずかひと月余りで、父が帰らぬ人となりました。
せん妄のためか、認知症のためか、自らがガンであることの記憶が抜け落ち、まさか二度目の告知をされることなど、誰も予想がつかなくて。
早く家に帰りたい…
せん妄のためか、認知症のためか、自らがガンであることの記憶が抜け落ち、まさか二度目の告知をされることなど、誰も予想がつかなくて。
早く家に帰りたい…
彼の入院先でのたった一つの願いから、在宅医療を選択し、私と母は過酷とも言える在宅介護を始めました。
「少しでも楽になって欲しい」「持てる愛情を全て降り注ぎたい」思い。
毎日のちょっとしたことが父の死期を早めてしまうかもしれない恐れ。
それでも、兄弟や医療・介護スタッフからの手厚く温かい支援を得られたことから、キツイだとか、苦しいなどとはみじんも感じませんでした。
思えば、誰かの死に立ち会うことほどスピリチュアルな体験はありません。
バッチ博士が書き残したように、体は魂の乗り物に過ぎないことがハッキリと見て取れる瞬間です。
そして、それは父との別れが永久的なものではないことも意味しています。
食べることも飲むことも、声を出すこともできなくなってからは、「唇にバッチフラワーを擦り込んで・・・」とジェスチャーでねだる日々・・・
バッチフラワーは父が勇気と誇りを持って人生を締めくくるため、大きな助けとなってくれました。
穏やかに、安らかに息を引き取った時、彼は気高い微笑みをたたえていました。
それは、父が遂に見ることが叶わなかった、中宮寺の菩薩半跏像にも似て・・・
確かに彼は、私たちの知らない高みへと向かったのでしょう。
お父さん、これからも、いつも共にいましょう。
そしてまたいつか、共に生きましょう。
「少しでも楽になって欲しい」「持てる愛情を全て降り注ぎたい」思い。
毎日のちょっとしたことが父の死期を早めてしまうかもしれない恐れ。
それでも、兄弟や医療・介護スタッフからの手厚く温かい支援を得られたことから、キツイだとか、苦しいなどとはみじんも感じませんでした。
思えば、誰かの死に立ち会うことほどスピリチュアルな体験はありません。
バッチ博士が書き残したように、体は魂の乗り物に過ぎないことがハッキリと見て取れる瞬間です。
そして、それは父との別れが永久的なものではないことも意味しています。
食べることも飲むことも、声を出すこともできなくなってからは、「唇にバッチフラワーを擦り込んで・・・」とジェスチャーでねだる日々・・・
バッチフラワーは父が勇気と誇りを持って人生を締めくくるため、大きな助けとなってくれました。
穏やかに、安らかに息を引き取った時、彼は気高い微笑みをたたえていました。
それは、父が遂に見ることが叶わなかった、中宮寺の菩薩半跏像にも似て・・・
確かに彼は、私たちの知らない高みへと向かったのでしょう。
お父さん、これからも、いつも共にいましょう。
そしてまたいつか、共に生きましょう。
2017/04/29
いつも☆sunnyplace☆をお引き立ていただき誠にありがとうございます。私事ですが、最愛の家族に介護が必要となりました。残された期間に家族として多くの愛を注ぎ、一人の癒し手(セラピスト)として人生の使命を果たすため、当面の間、営業時間と内容をセーブさせていただくことにいたしました。皆様には私のわがままで…
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